元刑事が書くデジモノブログ

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警察歴7年の元刑事が、警察過去話からデジモノレビューまでやってます!

警察体験記 受験編③「なんとなく二次試験を受けに行く(後編)そして合格」

 

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引用:足成

みなさん、こんにちは。

今回は、二次試験の要になる「集団討論(グループディスカッション)」と「個別面接」を受けたときの体験談を書いていきます。

 

 

本題に入る前におしらせ

と、本題に入る前にお伝えすることがありまして。

 

実はですね、どうやら最近の試験項目が、若干変わってきているようなんです。

 

昨日警視庁の採用ページを見ていたんですが、論文試験が一次試験に入ってたり、警視庁特有の「国語試験」なんてのも入っています。

 

それと大阪府警の場合、二次試験に「集団討論」の記載がなく「個別面接」と書いてあるので、もしかしたら他にも「集団討論」を実施していない県警があるかもしれません。

 

追加でもう一点。岡山県警体力測定にも点数がついてるみたいです。

ボーダーライン以上の回数ができれば満点がもらえるようです。

点数がついたのは最近じゃないかと思います。

(2013年の採用案内には体力測定に点数はついてなかったです)

 

私が受験したのも10年前の話なので、少しずつ試験内容も変わってきてるようです。

ですので実際に受験される方は、自分の受けたい県警の試験内容をよく確認しておきまょう。

 

それでは本題にいきます。

 

 

受験編③「なんとなく二次試験を受けに行く(後編)」

集団討論(グループディスカッション)

警察試験の集団討論って?

 

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引用:いらすとや

第二話で書いた論文試験が終わるとランチタイムをはさんで、今度は集団討論でした。

一般の会社の採用でも流行ってるグループディスカッションってやつです。

まず8人くらいのグループに分けられます。

全員初めましての、見ず知らずの人間同士です。

 

最初に結果を言っときますが、私のグループは8人中3人が最終的に合格していました。

あとの5人は警察学校で会うことはなかったです。

もしかしたら合格したが辞退したって人もいるかもしれませんが。

 

テーマの発表と役割決め

8人が部屋に入ると、丸テーブルを囲むようにイスが置いてあります。

そして部屋のスミの長机に、試験官が3人座ってこっちをずっと見ています。

着席すると、試験官から「テーマを発表するので、50分話し合って、最後に議長がまとめて発表してください」と告げられます。

そして議長・書記・タイムキーパーを決めるよう言われます。

  

議長は私が手を挙げました。

開始直後、誰も手を挙げず一言も話さないので、せっかちな私はイラが来てしまい

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引用:いらすとや

「はじめまして、どなたもされなければ私が議長をしますが、よろしいですか?」

と率先して議長をしました。

誰もが一番乗りに切り込むのはイヤだと思いますが、私はそれよりも、無言のまま時間が消費されるのがもったいないと思ったので。

 

隣に座っていたちょっと髪のさみしい人が「私が書記をします」と手を挙げました。

この人はその後警察学校で同期生として会うことになります。

 

最後にタイムキーパーは、ヒョロヒョロの男子と、キリッとした女子が同時に手を挙げました。

男子のほうが「あ、どうぞ」とゆずったので、女子のほうがタイムキーパーになりました。

このヒョロヒョロの男子は、その後警察学校で同期生になります。

 

 

テーマが出されます。

出されたテーマは正直覚えていません。

ただ、まったく警察に関係ないテーマだったはずです。

警察のテーマだったら覚えていると思うんで。

なんか世間一般的なテーマで「携帯電話の普及とマナーについて」とかそんな内容だったかと。覚えてないけど。

 

 

とにかくしゃべったもん勝ちの時間

時間内に議長が司会進行を進めていくのですが、私のグループでは挙手してガンガン発言した人が合格したように思います。

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引用:ぱくたそ

「我こそが、われこそが!!」と我が強くてもかまいません。

発言した方がポイントは高いです。

髪のさみしい人も、ヒョロヒョロ男子も、集団討論が始まるやいなや、しゃべるしゃべる。

ガンガンしゃべりました。

正直、私と、髪のさみしい人と、ヒョロヒョロ男子の3人しかしゃべってないやんけってくらいしゃべりました。

 

全く自分から挙手しない人がいたので、議長の私が「あなたはどうですか?」と発言を持ちかけるのですが、緊張しているせいか一言で終わってしまいます。

こういう人は、落ちているでしょう。

たぶん試験官の印象にもぜんぜん残っていません。

間違ってても反論してもいいので、なんかしゃべった方がポイントはつきます。

 

これも聞いた話ですけど、警察のグループディスカッションで試験官が見ているのは、

「警察官ってのは、たくさんの市民の前で声高らかに発言することもある。そういったことができる受験生かどうか」

というところらしいです。

まぁ試験官が考えることも人それぞれかもしれませんが、警察は主体になって動ける人間の方が好まれるのは間違いないです。

現場では迫ってくるヤクザに向かって大声で言い返すこととかもあるんで、それくらいの話力は身につけてください。

 

個別面接

警察の個別面接って、どんなの?

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引用:いらすとや

集団討論が終わると、今度は一人ずつ個別面接です。

時間は20分くらいだったと思います。

3人の面接官が正面におり、私がその3人と対面してポツンと置いてあるイスに座ります。

ここではいろいろな質問を、3人が交代しながら聞いてきます。

私のときの面接官のうち、一人は警察学校の校長でした。

入ってからわかったんですが。

 

なにを聞かれるの?

うろ覚えですが、たしかこんなことを聞かれました。

  • 警察を受けようと思った動機を教えてください。
  • 大学時代に自分が一番頑張ったと思うことを教えてください。
  • 今世の中で起きている事件などのニュースで、あなたが一番印象に残っているのはどれですか?それについて、どんなことを思いますか?
  • 警察学校に入ったら集団行動が原則だけど、ついてこれる?(圧迫要素)
  • どうして警察なんか入りたいの?民間にもっといい会社いっぱいあるでしょ。なんで警察を選んだか、教えてよ(圧迫要素)

こんな感じです。

前回の論文試験の記事でも書きましたが、時事ネタはチェックしときましょう。

radmusicdays.hatenablog.com

スマホのニュースアプリでいつでもチェックできるんだから、それくらいはやっときましょう。

 

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引用:いらすとや

あと「受験生がどういう返しをしてくるかナ〜?」とチェックする質問も入ってくると思うので、負けずに「オレは警察に入りてぇんだよ!」という熱意を、言葉を選んで返しましょう。

ここでしどろもどろになる人は、ちょっとマイナス点がつきます。

 

「最後に質問はありますか?」のところで「ありません」はNG

どんな面接でもだいたいお決まりのパターンで「最後になにか質問はありますか?」と聞かれるんですが、なぜか私はこう答えてしまいました。

最後に私から一言いいですか?

私の今の一番の目標は、立派な警察官になって、○○県の治安をかならず良くすることです。

全力で頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

 

 

いやー、なんでこんなこと言ったんだろう。

ウソだと思われるかもしれませんが、ホントの話です。

警察学校長が私を見て「ニンマリ」したのを、今でも覚えてます。

 

まぁでも、この「質問ありますか?」のくだりで「ありません」は、昔からタブーだって言われてますよね。

ホントに無くても、なんでもいいからなんか聞け、と。

なんでかは私もよく分かりませんが、多分試験官サイドから見ると、なにも質問せずに帰る受験生はインパクトが足りないと思います。

なので、やっぱりなんでもいいから、しゃべりましょう。

 

格通知が自宅に届く…しかし

この一言が功をなしたのかどうなのか。

二次試験から2週間ほどして、自宅にちょっと厚めの封筒が届きました。

 

「○○県警察官 採用内定のおしらせ」

 

きた…!

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引用:ぱくたそ

っっっっしゃああああああああ!!

(私はこんなにデブってないです。これはイメージです) 

 

このときは嬉しかったですね。

最初は全然警察官になるつもりがなかったのに、それでも一生懸命に取り組み始めると、いつしか自分の気持ちが警察に入る一心になっていたのでしょう。

どんな試験でも、全力で取り組んだものの結果が出たら、喜ぶに決まってます。

 

かくして私の警察採用試験は終わったわけですが、自宅に結果の通知が来たのが8月くらいだったと思います。

採用予定は、来年4月と書いてあったのでだいぶん間が空くことになり

「それまでひとり旅でもしてくっかな〜」

と考えていたのですが…

 

 

通知が届いてわずか一日、自宅に一本の電話がかかってきます。

プルルル、プルルル

私「はい、massanです」

警察「わたくし、○○県警察総務課の○○と申します。この度は採用おめでとうございます」

私「あ、いえ、あ、ありがとうございました!」

警察「突然なのですが、実は一線の警察官が不足しはじめておりまして、すぐにでも訓練を始めたいと思っております。つきましては、もう一ヶ月切っているのですが、9月から警察学校に来てもらえないでしょうか?」

 

 

私「え」

 

(つづく)